その30分の1のたったひとつのいい瞬間なんですよ。




ースケートボード始めたきっかけは?
「スケートボードを始めたきっかけは、
 友達がやってるのを聞いて面白そうだなって。
 でも小学校のときだから、
 スケートボードを始めたときに
 上手なひとって中学生くらいなわけ。
 だからそいつらにカツアゲされたのを覚えてます。
 でも今では、その人とも親友なんだけどね。
 スケートボードは結構そうやって続けていくと、
 学校で得られる友達とかだけじゃなくて、
 もっと大人の人たちと付き合えて、
 縁が生まれるんですよ。
 だからね、そういうところも面白いところだなと思います。」

ー写真に込めてる思いはありますか?
「写真に込めてる思いは、
 スケーターがかっこよく見えるようにと思ってやってますね。
 実はね、こうやって簡単そうに見えるけど、
 写真一枚のために30枚とか40枚とかの
 写真があるんですよ、
 同じことをやってるボツの写真が。
 だから、これはまあ言ってみれば、
 その30分の1のたったひとつのいい瞬間なんですよ。
 だからそれを逃さないようにしてます。
 だからそういう一瞬を撮れるようになりたいっていうか
 撮っていきたいなって。」

ー今までたくさんの人を撮影してきて、
 人生に影響を受けたひとりっていうのはいますか?
「それは常々あって、
 写真一個一個にあるんですよね。
 だから、その場その場でベストのものを撮ろうとしたら
 今日行った撮影が自分の最高のものにしたいって
 常に思ってるんだけど、
 まあその繰り返し?
 この写真集はね、
 ちょっとなんか、人生変わってはいないけど、
 節目になるなって思って、
 自分の人生に影響をしてると思うんだよね。
 だからそういう意味では、
 いつも撮ってるスケーター全員だね。
 そう、常々。
 明日はまた今日と違う人だっていうかね。
 スケートボードのいいところだよ、そこは。
 Keep Fresh。」

ー井関さんにとって東京はどんな場所ですか?
「東京はね、路面が悪くて、
 セキュリティが、すごいね、厳しくて、
 でも面白い形のスケートスポットがたくさんあって、
 そういう街ですね。
 スケートするにはめちゃくちゃ面白いと思うんで、
 これを見た外国の人たちにぜひ遊びにきてほしいですね。」

(2013/10/25 原宿)



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